- プログラミング
Windows HPC Server のライセンスが無償に
Windows HPC Server のライセンスが無償に
以前興味本位で導入していたWindows HPC Serverの新しいバージョン 2012から、HPC Packのライセンスが無償になったようです。※ 最新版はHPC Pack 2012 SP1です。
HPC Pack 2012 では、
•HPC Pack 2012 (無償)
はい。一つだけになりました。
この間違えようもなくわかりやすい単一エディションに、Enterprise や Cycle Harvesting の機能まですべて含まれています。その上無償!コンプリートリィ フリー!
Windows Server用のHPC Packは元々無償でしたが、Windows 7などのクライアントPCを活用する、HPC Pack for Cycle Harvestingは有償でした。これもこのバージョンで無償になったことで、既存のイントラのWindows PCをごっそり無償でCompute Cluster化ができるようになりました。これは大きい、破壊的に便利。例によってMicrosoftからはそのような事は大々的にアナウンスするような事は無いのですが、これを知ったときは少々驚きました。早速社内でマシンを募ったらあっという間に20台以上のクラスタができました。このくらいあると少し勉強して使いたくなりますね。
Azure対応も進化し、Azure側にヘッドノードを置いたり、VPNで接続してシームレスな環境を構築したり、もう殆ど制限が全く無いという状況に達しています。もちろんWindowsそのもののライセンスは必要ですが、すでにあるものを有効活用するという意味では導入コストは0です。
以下に以前社内で行った講習会のスライドを置いておきますので、これから使ってみようという方はご覧くださいませ。
第1回のプレゼン:分散処理自体の説明とHPC Serverの導入、バッチジョブなどの簡単な使い方、Matlabでの利用方法など。
第2回のプレゼン:実際にMPIやHPC SOAを使って開発をする方法の紹介。
日本マイクロソフト – HPC Server
Microsoft – Microsoft HPC Pack
HPC Pack 2012 Service Pack 1 : HPC Pack 2012 SP1のダウンロード
More Than One Way : Microsoftのエバンジェリスト佐々木氏のブログ
高添はここにいます : Microsoftのエバンジェリスト高添氏のブログ