- プログラミング
ESXi Embedded Host Clientが出た
ESXi Embedded Host Clientが出た
Mac環境からはアクセスできず,VMWare vSphere clientを使わねばならなかったESXiの管理ですが・・・・
ついにベータ版とはいえ,ホストに組み込む形でブラウザ経由でのインタフェースを提供するプラグインが公開されました!
そのときに,多少つまずいたので,備忘録としてエントリを書きます.
1. ホストのsshをオンにする
プラグインは,clientから直接インストールできず,sshなどでアクセスし,シェルからインストール作業を行うようです.
デフォルトでは,ESXiのホストにsshでアクセスできないみたいなので,まず,sshを使えるようにします.
ホストの構成→ソフトウェア→セキュリティプロファイルを開き,右上のプロパティをクリックし,サービスの一覧のようなものを開きます.
そして,この一覧の中でオプションをクリックして.サービスの起動とか停止を選んで,設定します.
普段から使わないのであれば,用が済んだ後にsshを停止してもいいかもしれません.
2. ダウンロードしたプラグインをホストにアップロードし,インストールする
次に,scpなどでプラグインファイルをホストにアップロードします.
このとき,なぜか,ファイル名をesxui.vibにしておかないと,次のインストール作業がうまくいかなかったので,ファイル名をesxui.vibにしてアップロードします.
当然,アップロードしてから,mvでリネームしても問題ありません.
esxiのツールを使ってインストールします.
以下のコマンドでインストールできますが,私の環境では,プラグインのファイル名をesxui.vibにしないとうまくインストールできませんでした.
> scp ./esxui-signed.vib root@<ホストのアドレス>:/tmp/esxui.vib
> ssh root@<ホストのアドレス> esxcli software vib install -v /tmp/esxui.vib
3. endpoints.conf
を編集して,rhttpproxy
を再起動する.
これでブラウザ経由での管理ができるようになるはずなのですが,一部の環境では,外向きにポートが開かれないため,サーバが503を返して,アクセスできないことがあるようです.
私の環境もそうでした.
この問題については,このエントリを参考に,rhttpproxyの設定を編集することで解決することが出来ます.
rootでログインすることになるかもしれないので,作業には気をつけましょう・・・・.
またendpoints.confのパーミッションもややこしいので,バックアップをとって慎重に編集しましょう・・・.怖い.
endpoints.confをviで直接編集できなかったので,私はコピーをいくつか作って,それを元のパスに戻すような操作になりました・・・.
手順
・ホストにsshでログインする
・/etc/vmware/rhttpproxy/endpoints.conf
を開く
・以下の行を削除する
/ui local 8308 redirect allow
・rhttpproxyを再起動する
> /etc/init.d/rhttpproxy restart
4. まとめ
これで,https://<ホストのアドレス>/ui/
にアクセスすると,ESXiの管理をブラウザ経由で実行することが出来るようになります!
Macからも状況確認とかが楽にできるので便利ですね・・・・.